カヤックカートを自作して本当に良かった!!
僕は本当にそう思ってます。カヤックカートって本当に使いやすいヤツを使わないと体(前腕)へのダメージが大きいです。そして離岸(入水)する前に体力が奪われると、海の上でパドリングをしたり、釣りを楽しむ元気がなくなります!これ、本当!元気が無ければ楽しいカヤックフィッシングを楽しめないんです!
一番初めに海へカヤックをしに行った時は、こんなカヤックカートを使用しました。
このアルミ製の市販品カヤックカートはネットなどでよく見かけませんか?多分5000円~1万円ぐらいですかね?このカヤックカートに約30kgのカヤック本体を乗せて、自分の家から約10分の海岸へ行きました。途中、歩道と車道の段差数センチがあるところ(信号の歩道とか)等を通るのですが、その度、このカートはグシャっと崩れてしまいます。また、由比ガ浜海岸は階段を下りて浜に行くのですが、この階段も親切丁寧に一段一段グシャグシャっと崩れ落ちる、カートでした。。。。もうね、入水する前にイライラですよ!!
二代目のカヤックカートを購入する
初代のカートを2,3回使用し、あまりの使えなさにイライラした僕は2代目を導入する事にしました。Rakutenで3900円シッピング費込でこんなカートを購入しました。
んで、このカートも結局僕のカヤックの重さに耐える事が出来ず、初回使用でアルミパイプが曲がる・歪むという残念な事になりました。平日に色々調べて、商品を見つけて、週末に間に合うように買い物の手配をしたのに、いざ週末に使ってみたところ直ぐに壊れる・・・という最悪な悪循環。でも、これはカヤックを楽しむ人が通る道なのでは?と自分に言い聞かせて、何か別の解決策を考えようとしました。
そして行きついたのが、DIY(Do It Yourself)。そう、自分で自作してしまえば良い!って考えです。売っているカートが自分の重たいカヤックに合わないのであれば、強度がしっかりしたカートを自作すれば良いって訳ですね。ここから僕のカヤックカート自作プロジェクトが始まりました。
身近なホームセンターが助かる存在
僕はカートを作り始めて、実際に完成するまでに3,4回はホームセンターへ通いました。まず、商品の在庫が全てなかったというのが理由と、作りながら、アレしたいコレしたいといった要望が自分の中で出てきたからです。当初の考えより良い品質のカートを作りたくなったって訳です。
強度を求める理由として、砂浜でカヤックを引く時に凄く重く感じます。なぜなら、カヤックカートのタイヤが砂に埋もれてしまい、そのせいでコンクリ・アスファルトの上でカヤックを引く以上の力が必要になってきます。この砂浜上での移動が滅茶苦茶疲れます。ほんの数メートルなら良いのですが、ウロウロしてるとそれだけで体力をかなり消耗します。砂浜はカヤックカートの天敵みたいなものです。
自作カートの強度を上げる為に、ホームセンターで売っている金属パイプも導入する事にしました。基本は塩ビパイプを使用しているのですが、その中に金属製パイプを入れて、気持ち程度ですが強度UPを行いました。実は、この金属製パイプを入れるか、入れないか?が大きな分かれ道になります。出来上がったカートにカヤックを乗せて、先日海に行ってきました。行きは良かったのですが、帰り自宅近くで事件は起きました。タイヤを支えているパイプがポキっと折れたのです!その部分だけ、塩ビパイプ内にステンレス製パイプが入っていなくて、そこだけが折れました。折れたせいでタイヤも外れてしまい、カートを修復する事になりました。
僕の自作カート
このカートはとても愛着があります。本当に自分でゼロから作り上げた思い入れのあるカートだからです。タイヤも4つ付けたバージョンを作り、砂浜対策をしました。ここまでゴツイと見た目にもインパクトがあります!
実際に海へ自作カートで行ってきましたが、過去最高に楽に到着する事が出来ました。大きな違いとしては、まず家から浜までくる道路・歩道の移動が劇的に楽になりました。以前は、後方のみのカートだったので、前方の僕は腕力でカヤックを持ち上げながら引くという動きをしていました。その為、海に到着する前の段階で腕が疲れて、握力が無くなり、パドリングする気力もなくなっていました。カヤックフィッシングを楽しむには、無駄に体力を消費しないで、釣り場に到着し、釣りを楽しむってのが大事かと思います。今回自作した2つのカートのお陰で、「持ち上げる」という作業が無くなったので、明らかに腕が楽になりました。次に、砂浜上での動きですが、これも以前より軽くカヤックを引く事が出来ます。先日、由比ヶ浜の真ん中から材木座までの距離を砂浜の上を歩いて移動しました。このカートのお陰で、問題なく移動する事が出来ました。そして、勿論材木座についても、僕の腕はそんなに疲れていませんでした。
使用してみて、本当に移動が楽になったのを実感し「自作して良かった」と実感しました。