ついに!ついに穴開けるゾ!!
この1年、僕はグラスファイバーやカーボンを使ってDIYで何か作ったり、修理したりするのを楽しんでます。
失敗してもうまくいっても、いずれにしても奥深くて面白い。で、以前DIYしたカヤックの後方からGoPro撮影をする用のCam Poleがあります。カーボンパイプを使用し、ジョイント等のパーツを取り付け、Floating(万が一カヤックから落ちても浮く)になってます。今までVer1, Ver2までいってましたが、ようやくVersion 3へUpgradeする事になりました!
ちなみに、自作したGoPro用の棒についてはコチラ:
【2022/10 up】GoPro撮影をする用のCam PoleについてはこちらをCheck! |
ザックリ言うと、この棒をどの様にカヤックBodyに付けているか?がポイントでした。今までは強力な吸盤2つを使って、グラス艇(FRP)の表面のつるつるゲルコートに吸着して使っていました。使っていましたというか、毎回その吸盤のBaseを部屋から持ち出して、カヤック本体に付けるひと手間が面倒くさく、気が向いた時にしか使ってなかった感じです。僕は魚探のTransducerを艇Bottomに吸盤2個で取り付けするので、あっちに2個、こっちに2個と作業があるのがToo muchな気がしてきて・・・。
ま、吸盤の便利なところはカヤック本体に穴を開けない、ネジ留めをしないので、傷つけたくない人には丁度良いアイテムなのは間違いない!特にFlatなゲルコート表面との相性は抜群に良い 😀
僕が乗っているステルスプロフィッシャ475(Stealth ProFisha475)というカヤックのリアハッチの後ろ部分に今回は穴を開ける事にしました。
- アイレットがありますが、普段使わないのでそのエリアに埋め込みマウントをInstallします
この埋め込みマウントですが、Canadaで製造しているScottyというブランドのアイテムです。僕のCam pole自体がScottyパーツをかき集めてDIYしているので、Baseの方もScottyで揃えます。造りとしてはギアみたいに凹凸があって、それではめ込む、固めるといった感じ。
艤装ってやつ
英語だとよくkayak mods (modifications)とかHacksと言いますが、日本語ではよく艤装って単語が使われますよね。偽装・擬装じゃなく、『艤装』。という事で僕はグラスファイバーカヤック(FRP艇)の艤装をするって事ですね~ 😀
Scotty Flush Deck Mountの取り付けの前に:
まずはアイレットを外します。リアハッチの天井部分にナットがありますが、工具を使い何とか取り外し。
次にこのリアハッチ天井裏に『追加のグラスシート+樹脂』をするので周辺には保護カバーを。
ひっくり返して作業するのが一番体制的に良いかな~と思いましたが、今回は横にして作業。
で、グラスシートですが4Layerを追加します。このマウントより少し大きいぐらいに切って、3枚重ねました。
サランラップにシリコンスプレーをして、その上にグラスシートを敷いて、Resin(樹脂+硬化剤をまぜた)を筆でトントンしながら染み込ませました。
で、その3枚へ樹脂をしみ込ませて80%程度硬化させて(100%カチカチまではいかない)、半生状態にします。
ザックリ言えば湿布みたいな感じ!?と言えばイメージしやすいでしょうか 😆
最初に3枚で作ったLayer(先に少し硬化させておいた)に最後の1枚を乗せて樹脂もトントン。これが接着の役目をする感じです。カヤックのBodyにも貼り付け直前に薄っすらと樹脂を塗りました。
そんな感じでリアハッチ天井(Flush Deck Mount取り付け裏面)にExtra Glass layerとResinを追加しました。
これで穴あけ・ネジ留めして、実際に1m近いPoleを取り付けても、そもそものカヤックよりは強度がUP。
漕いだ時の様子とか見ながら、必要そうであれば、今回の強度UPしたエリアより更に広範囲にLayerを追加しても良いと思ってます。
グラスシートと樹脂の追加をした後は、イメージ図というか水性マジックで取り付け位置の確認をしました 😀
ま~ザックリですが、こんなイメージを考えてます。
で、樹脂の硬化を待ちたいのでDay 1の作業はここまでに!
ちなみに硬化が始まった時は裏表からズレ落ちないように両手で抑えていたのですが、熱かった!!
FRPカヤックの穴あけ作業 Day 2!
前の日に塗り足した樹脂がカチカチに固まったのと、グラスシートのケパケパ対策で塗ったFRPパテも固まりました!という事で、今日は実際にカヤックBodyに穴を開ける作業。Flush Deck Mountの穴というか裏面から見たらパイプみたいな箇所ですが、直径が35mmぐらいあります。33-34mmなんかな~。ほぼ35と言っても良いかな。
で、Hole sawを使うのですが、念の為!という事で板に35mmの穴を開けて、Scottyが無事に取り付け出来るのか?事前確認をしてみました。グラスファイバーのカヤックBodyにぶっつけ本番はチョット怖い~ 😥
お試し用の板に穴が開きました!
Scottyをはめてみると、ピッタリ!気持ち1mmあるか、無いかぐらいの隙間があったので、カヤックに取り付けの際はSealingしようと決めました。リアハッチ内の服、タオル、食べ物とかが濡れたら嫌だし~。
穴あけ本番!!
最初に下穴あけてから、躊躇なくいきました!!Go big or Go home!!やったれ~ 😆
結構厚みがあるゾ!時間がかかる!!
で、無事にくり抜きました!!
前日に4Layerも追加したので、断面を見ても樹脂が分厚いのがよく分かります 😆
ではでは~、Mountを取り付けます。ピタッとはまるーーーー!!
という事で、テープで固定して、次に4つ角のネジ穴も開けます。もう慣れた勢いでテンポ良くDrill!!
最初から開いていたアイレットの穴は樹脂で塞がっているのでこのままでも、そこから水漏れする事はないです。トップコートで白を塗ってあげればこの使用しない穴を隠す事は出来ますが、僕は気にしないので(Mountで隠れるし)、このままでMount取付作業を進めます。
普段はMarine用のCaulking材を使用しますが、只今知人に貸し出し中(ほぼ入ってない?)なので、手元にあったBath room用とかの一般的なシリコンを使う事にしました。ま~UVが当たる所でもないし、カヤックのメインBodyではなくハッチの天井の箇所なので圧もかからない箇所なので、この位の簡単なコーキング材でもOKですね。ちなみに、この穴を開けた個所は浸水があったとしても、リアハッチ内にその水が留まる事になります。
実際にネジ留めした箇所をハッチ内から撮影した様子:
ま~、ちゃんと追加したグラスシートのレイヤーZoneにInstall出来たので、これでJob doneにします!
作業終了!
という事で、無事にFlush Deck Mountの取り付け作業が終わりました~。
イメージ通りに出来たのでGood!
で、Poleを付けるとこんな感じ。Hold感もとても良い。Body裏側にLayerを追加したのが良かった 😀
GoProをカヤックに取り付けでみる。
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実際に使って見るとこんな感じ~ 😎
デカい魚との出会いをCaptureしたい!!