どーにかして、この古いMTBを復活させて、あと20年乗ってみたい!
と、突如始めたレストアプロジェクト。せっかくなので趣味Blogに残しておこうと思います。悪戦苦闘の記録と単なる自己満足 😮
このマウンテンバイクですが正確に何年何月購入という情報がありません。僕の怪しい記憶だと・・・、中学1年の時(92年、93年)に前の実家の建物から、今の実家へ僕らは引っ越ししまして、その時に兄の自転車を買うついでに、何故か自転車をほぼ乗らない親父も買う!って事になって、「とりあえず価格が高いの頂戴」的なオーダーで購入した自転車だったと思います。ネットでも調べてみたところ、恐らく以下がこの自転車の情報っぽい。
- 製造年代: 93年前後
- 商品名: Miyata RIDGE RUNNER (ミヤタ リッジランナー)
- 当時の価格: 恐らく12,3万ぐらいと予想
- 購入後: 兄も僕も乗らず、親父も殆ど乗らず、車庫内の個室に約30年、眠り続ける
30年後の現在、インターネットで目にする情報は残酷 😮
メルカリで8000円だとか、ジモティで18000円だとか・・・。価格がって訳じゃないけど、Valueの変化って凄いな~という印象です。
僕自身、大学の時にアメリカへ行った際、直ぐにMTBを買ったし(多分2万円とか)、日本に戻ってきてからも1台MTBをネットで買った事があります。GIANTだったかな~、これも2万位内だったかと。というか、2万もあれば、今って結構普通にカッコ良い、街乗りでは問題ないMTBってあるんですよね!
んで、勿論新品のMTBが安く買えますが、実家から掘り出してきたこの30年物の古い親父のMTBを復活させる!事にしました。別に、物凄くお金をかけて「古いのにメチャ金かけて乗ってます」チャリにする訳じゃなく、普段使いとして乗れる程度で、そして可能であれば向こう20年乗って、50年乗った家宝MTBになればと 😆
ちなみに僕は自転車をいじった事が全くないド素人。学生時代も今も、自転車を大事に考えた事が無く、安く買えて気軽に乗れる乗り物程度にしか考えた事がないです。なので、そもそも論、チャリに思い入れが無いです。車を運転していても、スポーツチャリ的な、高級そうなチャリで走ってるガチ勢が最近多いな~、運転中に車に近くて危ないな~ぐらいにしか思ってなかったです。
じゃあ何で今回急に古いMTBのレストアをやろう!と思ったのかというと・・・、
- 逗子市内は自転車が便利と最近気づいた
- 30年物と言っても、雨風UVにさらされていた訳じゃないので、そんなに状態は悪くない?ハズ
- 釣りのリールをDIYメンテするようになり、その延長で自転車もDIYで出来るのでは?と思い始めた
- 復活させるMTBの様子を写真に撮っておいて、後々親父に見せよう計画
- 長く付き合えるように、DIYでのメンテナンスを覚えよう
ってな訳です。
ぶっちゃけ、『僕の身近に誰か自転車得意な人いないかな~、その人に丸投げしたいな~』って思った事もあります。『あ!マコトさん居るじゃん!』って、近所のガチ勢を思い出したり。パーツを買い替えるにしても何を買って良いか?分からないので、詳しい人に質問してパーツを買いたいって思ったんです。なのでガチ勢に聞こうと思ったのですが、何でもかんでも頼ると迷惑だよな~と思ったんで、まずはDIYで出来る所までやって、それでも分からない事はガチ勢に聞くなり、Shopの方にお願いする方が筋だよねと思い、とりあえずDIYで悪戦苦闘する事にしました。まずは、目につく所から直していきます!
タイヤ割れてる!
サスペンション、ショック吸収しない!
ギアチェンジ、7速のハズなのに3速しか動かない!というか、ギアチェンジしたらチェーン外れないか?怖い!
こんな所からのStart。この記録を取り始める前に既にベトベトだったハンドルをDIY交換したのと、座り心地が悪い椅子(サドル?)もDIYで交換しました。この2点は難しくないのでサクっと出来たのですが、ここから先は気合いを入れないとド素人がDIYオーバーホールするには難しそうです。
という事で、まずはチャリ用の工具を揃える事にしました!
メルカリで4100円!この価格なら文句ない!同じ商品の新品をAmazonでも見てみました。ユーザーコメントを読むと「充分、良い!」といったコメントがあれば、「ショボいよ」コメントも目にしました。ま、使ってみないと分からないので、とりあえずはコレで良い!お得に買えました!
ブレーキとギアシフトのケーブルに付いているカバーが、UVによる劣化と思うのですが、パリパリで見た目がとても悪いです。そのカバーを取り換えるのにはケーブルカッターが必要になるそうで(ペンチやニッパーだと切れない?)、それ用の工具をメルカリで探したところ690円で発見したのでポチりました。ま、そんなに登場回数は無い工具かもしれませんが、無いと不便なので今回揃える事に。
自分で修理したい箇所を考える
この古いMTB、そのままでも普通に乗れてます。乗れるんですが、いつ不具合を起こすか?怖いです。ですので、少しずつですが、DIYで問題を解決していこうと思います。まずは問題のリストアップ!
- ベトつくハンドルのゴムを変えたい! → 早速変えた!
- 椅子が座り心地が悪いので取り替えたい! → 早速取り替えた!
- 夜間乗る様に前後にライトを付けたい! → 早速取り付けした!
- サスペンションが動かない(ショック吸収しない)ので、直したい
- サスペンションについている黒いカバーが伸び切らないので、全体をカバーしてないのを直したい
- 前後のタイヤがひび割れているので、タイヤを取り換えたい!
- 前後のホイール中心にあるベアリング箇所のグリスアップをしたい!
- 黒くなってベトついているチェーンをキレイにしたい!
- 後方にあるギアの歯(スプロケットと呼ぶ?)をキレイにしたい!
- ギアチェンジに不具合があるので、調整?して動く様にしたい!
- 漕いでる箇所の根本にはBB(ボトムブラケット)というベアリング箇所があるらしいので、グリスアップしたい!
- ハンドルがギシギシと異音を出すので、直したい!
- ハンドル付近のブレーキとかギアチェンジのケーブルカバーが劣化してるので取り替えたい!
- 全体的に汚れを落として、キレイなMTBに乗りたい!
ざっとこんな感じでしょうか。
自転車の修理・メンテナンスの知識が全く無い僕には先生が必要で、ネット上のBlog記事、YouTube等の情報をカテゴリ別に集めて、参考にして自己責任でメンテナンスを行う事にしました。
(3)夜間乗る様に前後にライトを付けたい!
10月に入って、夕方6時になると真っ暗になります。ですので、ライトを取り付けるのは急務でした!
で、Amazonで見比べていると、このライトがお得そうに見えたのと、口コミも良かったです。昔の自転車って前タイヤのホイールの所で発電しながら豆電球がつくなんて昭和な感じでしたけど、いまはUSB充電バッテリーで、LEDライトなんですね~。サドル下に赤色のLEDでピコピコと光ってくれるリアライトもSetで1800円だったので、僕的にはアリな買い物でした!
(4)サスペンションが動かない(ショック吸収しない)ので、直したい
サスペンション関連の情報を探すと、オーバーホールしました!的な記事や動画が多い事に気づきました。ハッキリ言って大ごとです。サスペンションを車体から外して、更に内部のパイプを抜くだとか、空気圧がどーのこーのと、僕が出来るDIY以上の話です。
だもんで、僕はとりあえずのメンテナンスという事で、動きがぎこちないサスペンションへオイルスプレーを噴射して、筒内にオイルが入るようにしました。そうしたところ、意外にもサスペンションが動く(ショック吸収)ようになりました!!本当であればOHが良いんでしょうけど、今の僕のDIYレベルでは難しそうです。ただし、今の所、動く様になったので僕的にはOKにします。
(5)サスペンションについている黒いカバーが伸び切らないので、全体をカバーしてないのを直したい
このカバーを取り換えるには、サスペンションを外す必要があるので、現状そこまでDIY出来ないので、Pending中。
(6)前後のタイヤがひび割れているので、タイヤを取り換えたい!
これはマジで直ぐにやりたい事でした!でもどのタイヤを買えば良いのか?が分からないんですよね~、素人の僕は。現状のタイヤと同じ物を欲しいと思ったので、まずはそれが何なのか?を調べ始めました。この古いMTBに付いているタイヤはマウンテンバイク用で良く見るゴツゴツしたタイヤではなく、太さは同じぐらいなんだけどツルツルしている表面(凹凸がほぼ無い)のタイヤです。これ、中学生の時に僕が見た時、「ツルツルタイヤ、かっこ良い!」という印象を持ったのを覚えてます。近所で同じようなタイヤを履いているMTBを見た事が無かったんで、そういう他の人と違うものに僕は惹かれます。
んで、このツルツルタイヤについてネットで調べたところ『スリックタイヤ』と呼ばれている事がわかりました!30年前のタイヤメーカーが存在するのか?は怪しいので、異なるメーカーになるかもしれませんが、スリックタイヤを調べ始めました。そうしたところ、規格があるらしく、インチ・横幅を分かって購入しないと取り付け出来ない可能性があるようです。現状の割れているタイヤをCheckしてみたところ26インチと分かったので、これで大丈夫だろう!と思われるタイヤをAmazonで購入しました。
僕が買った時は4040円。
前方のタイヤを取り外すのは簡単で、外す際に空気を抜いた状態だと楽でした。後方はチェーンを外す必要があってドキドキでした。外すは良いけど、戻せるのか?って。チェーンをギアの歯、一番小さい所に移動して作業しました。変速機?っていうのかな、ディレイラーって呼ばれているみたいですけど、それをよいしょ!と動かすと、チェーンは簡単に外れました。学び。
普段カヤックをのせる代が自転車メンテナンス時にも活躍します!
古い割れたタイヤを外しました。
外すタイヤは捨てるから雑に扱っても良いと思いながら外しましたが、新品を取り付ける時はタイヤ内のチューブを傷つけないように、無理に押し込まないように作業しました。で、なんとかホイールにはまるもんですね!ちょっと感動。いつでもDIYでタイヤ変えられる自分にLevel upした気分 😮
空気をいれて数分放置してみても、空気漏れを起こしていない事を確認出来ました!嬉しい!
(7)前後のホイール中心にあるベアリング箇所のグリスアップをしたい!
僕みたいに自分で釣り用リールのメンテナンスをする人であれば、自転車メンテナンスでも気になるのはベアリングへのグリスアップではないでしょうか!?なんか共通する物があるかな~と。という事で、この箇所のグリスアップを僕は楽しみにしてました!Before Afterでどの様な変化があるか?期待度大!
コチラ、前輪のベアリング箇所。Hub(ハブ)って呼ぶらしい。完全にDryになってる訳じゃないけど、ほぼグリス無くなってきてる感じでしょうか?それと黒い。黒い原因は金属と金属の擦れだったり、グリスの変色なのかな~と予想。それにしてもグリスなりオイルが付く箇所の汚れってヤバイねーーーー!ピカピカにしたくなる!!
こちらは後輪の方。前輪・後輪ともベアリング箇所にアクセスするには、この薄いレンチが必要。工具セット買って正解!
まーまー、硬い(固着?)感じでしたが、無事にボルトを外す事が出来ました。
後輪のベアリング箇所は、前輪よりグリスが残っているように見えましたが、どす黒さが凄い!
このグリスって30年前のグリスなのか?それとも2000年に入って、親父が自転車屋さんにメンテナンスに出したのか?は不明・・・。タイムカプセル状態 😮
ボールベアリングを取り出して汚れ具合をCheck。白いペーパータオルにグリス汚れが付きます。
その後、いつもリールメンテナンスで使用する瓶にボールベアリングを入れて、パーツクリーナーで洗浄!
スッキリするーーーーー!!
で、今回自転車用に購入したウレアグリスを入れます。
試しにこのグリスを釣り用のリール1機に使ってみたのですが、普段使っている別のグリスよりローターの減速がある気がします。ま、BESTじゃなくても元々のどす黒い状態より改善するのは明らかなので、気にせずこのグリスを使う事に。
前輪・後輪とハブの箇所で言うと、4箇所にグリスアップをしました。メチャ嬉しい!!
このハブの箇所のベアリングのオーバーホールを終えると、再度ボルトを締め直す訳ですが、締める際にキツイと車輪の回転が硬くなるし、締めがゆるいと車輪回転時(自転車運転時)にボールベアリングがゴリつくようです。この調整については釣りのリールには無い調整なので知らなかった話。で、これで良いだろう!と思いボルトを締めた後に運転してみましたが、少しだけ後輪のベアリングがゴリつく気がします。また近々調整をしてシックリくる締め方に改善しようと思います。
(8)黒くなってベトついているチェーンをキレイにしたい!
Not done yet
(9)後方にあるギアの歯(スプロケットと呼ぶ?)をキレイにしたい!
僕のMTBで一番汚れが目立つ箇所がこのギアの箇所と思います。何でこんなに汚いんでしょう!?表面が汚い箇所があれば、黒いネットリしたのが固まった様な落とすのに大変そうなギトギト汚れも多数みられます。こんなに汚いギア、ピカピカにしたくなりますね!!
自分の手が汚れるのが怖いんで、グローブをして触ります。
で、このスプロケットと呼ばれるギアセットを外すのには凸凹があるツールを使うのと、チェーンが付いたツール(ギアの歯を固定する)を使うとYTの動画で見ました。適当にやってみると、外れた!!
まるで今回のメンテナンスの一番の見せ所のような汚れ!!
万が一ばらして戻せなくなった際に確認する用に小まめに写真を撮る事を僕は心がけてます。素人なんで。
これって、全部の歯がバラバラになるのかな?と思ったら、小さい方2枚ぐらいが外れて、後5枚?は1つの塊でした。
とにかく表も裏も中も、どこも汚れが凄い!恐ろしすぎる~ 😮
何でこんなに汚れるんだか・・・。
裏どーやってキレイにすんのよ!?アクセス出来なさそう・・・。
でも、洗浄するのがワクワクする~。
ネットで読んだ情報で、キッチンハイターをスプレーしてブラシで磨けば汚れが取れる!と知ったので、お試し。
想像も出来なかった銀色のピカピカが現れました!これは嬉しくて見て見て!と自慢したくなる~。
(10)ギアチェンジに不具合があるので、調整?して動く様にしたい!
MTBを運転している時に、怖くて押さないギア変更のつまみ。ハンドルのブレーキ箇所にあるやつです。あれ、シフターと呼ぶらしい。ギアをシフトさせるアイテムだからシフターなんかな。僕の自転車は右側のシフターでギア変更をしようとしても、ギアが空回りする音がしたり、ガチャガチャいうけど、スムーズにギア変更をしない、3速ぐらいしかギア変更が出来ないという不具合を起こしています。
ギア変更の箇所といえば、後輪に付いてるコレですよね?変速機?リアディレイラーと呼ぶらしい。
さすが30年選手。ロゴマークステッカーが剥げ落ちそう。。。Acera Shimanoと書いているのは分かります。エィセラ?
リアディレイラーも油汚れ凄いね。。。そして洗浄難しそうな。
外して洗浄するのが良いと思いますが、壊しそうなのでとりあえずオイルスプレーを色々な箇所に噴射!
ハンドル側のシフター(右・左)の両方もネジを回して、カバーを外して中のパーツにオイルスプレー!
あと、ディレイラーのワイヤーを1回外して、締め直し。それとワイヤー付近の黒いツマミを回してみました。っという適当なメンテナンスをしたら、奇跡的にギア変更がスムーズになっちゃいました!!すげー!
(11)BB(ボトムブラケット)をグリスアップしたい!
(12)ハンドルがギシギシと異音を出すので、直したい!
(13)ハンドル付近のブレーキ・ギアチェンジのケーブルカバーを交換する!
このケーブルカバー、灰色だったのが錆びの色みたいになっていたり、黒色だったのが艶が無くなりカサついた黒色ってのが残念な見た目です。これら目に入ってくるケーブルをキレイな物に取り替えたいと思います。ちなみにこのケーブルですが、実はアウターケーブルカバーと呼ぶらしく、中に入っているステンレスのケーブルとアウターカバーは別物。で、インナーケーブルも取り換えるのが一般的のようですが、今の所僕は不具合を感じないので、まずはアウターケーブルだけを取り換えてみようと思います。
ブレーキ用のアウターケーブルカバーと、ギアシフト用のアウターケーブルカバーって実は太さが違うという事を知りました。同じサイズ(径)と思っていただけにビックリ。そして、右左のブレーキ、右左のギア用のケーブルカバー、地味に揃えるには数がいるんだな~と知る・・・。
っと、只今ここまでプロジェクトが進みました。
Update、Coming soon!
記録用: レストア費用について (Amazon, Mercari等での購入記録)
- 自転車用工具セット: 4100円
- ワイヤーカッター工具: 690円
- サドル: 2280円
- チェーンクリーナー: 364円
- ハンドルグリップ: 465円
- AZウレアグリス: 227円
- シートクランプ: 600円
- スリックタイヤ26インチ(2本セット、チューブ付): 4000円
- 自転車用ライト(前方・後方): 1800円