Garmin echoMAPを買うと、ど~やってカヤックに取り付けしようか?
って悩ましい事になりますよね。画面の方は、ハッチカバーやレール上に取り付けが簡単。でもトランスデューサー(振動子)はチョイ悩ましい。付属のL字ステンレスを使う方もいるかと思いますが、恐らくボートのお尻部分に取付する用に作られたアタッチメントかと思います。僕たちは…、カヤック!なので各自のカヤックに合うように取り付けする必要がありますね 🙄
で、カヤックのレールマウントがあったり、ベースマウントを取り付け出来る場合であればScottyArm等を使うのもアリだと思うし、DIYしたアルミ・ステンレスのステーを使うのもOKかと思います。
も1つ持ってるGarmin echoMAP 9inchでは『GT51M-TM Transducer』というデカく1.1kgの重さの振動子を何とかする必要がありました。これはレールマウントが付いている艇での使用を考えているのでScotty Armを強化する形のアタッチメントを作りました。 |
で、今回作るにあたって想定したのは、この写真の様に『艇底がツルツルなカヤック』です。このカヤックのトップ部分にはレールマウントが無く、そもそも細い艇なのでレールが取り付けられないかもしれません。ハッチカバーはフラットなので、そこから吸盤かベースマウントを使い、艇横にArmを出すやり方が一番簡単かと思います。後は、乗る方がArmの抵抗を気にするか、どうか?ですね。
撮影協力:Yodaさん
僕はこの艇の写真を撮って、何とか出来ないかな~と考え始め知り合いのリヒトさんにも相談して考えをブラッシュアップしていきました。最初考えたアイディアはこんな感じ。どーにかして、トランスデューサーの真上に吸盤を取り付けて、艇にくっつける方法。
RAM Mountsというブランドの吸盤が強力で最近とても気に入ってます!
リヒトさんは、前後を吸盤で挟む2個体制が良いのでは?というアイディアだったので、若干のコストUPにはなりますが、そっちの方が安心といえば安心なので、そのアイディアを形にする事にしました!
で、早速知人の職人へトランスデューサー、吸盤をBlack cat。一緒に上の簡単な図面も 😉
その後電話で『これが何なのか?』を説明し、約1週間で作ってくれました!ちなみに、僕の知人はKFをやらないので、振動子が何なのか?も不明ですし、なんでこんな相談ばかりくるのか!?と不思議がっている可能性アリ~ 😆
振動子取り付け案が形に
さっすがプロ!まずはトランスデューサーのネジ位置や突起を採寸機で細かくチェックし、次にソフトを使ってアウトラインを作ったらしいです。それからレーザーでCut!カットと穴あけが終わったら、プレスをかけて折り曲げ加工。合計12個作ってくれました 😎
いや~最高に嬉しい!アイディアが形になるとワクワクしますね~。
Custom madeでこんな素晴らしいアタッチメントを作ってくれるなんて、最高の知人です。今度パフェご馳走しないと!
↓ステンレスに開いている穴はとネジはピッタリ!
トランスデューサーをステンレスにネジ留めするとこんな感じに。ビクともしません。
そして、RAM Mountsの吸盤2個もネジ留め!
1個僕が指示出し忘れてたのは(GT51の時はやったけど忘れてた 😥 )ケーブルを通す真ん中の穴の部分ですが、横に切り込みを入れると良かったですね…。ま、そんな面倒な話ではないですが数mあるケーブルを伸ばして、入れる作業が必要です。
参考↓ こちらがGT51用に作った際のアタッチメント。ケーブル部分に注目。
ま、小さな事なので気にしないようにします!
試しにガラスへ取付してみる
ネジ留めが終わったら、直ぐに何かに吸盤を取り付けてみたくなりました。フラットな面といえばガラスなので、壁に合ったガラスボードにピタッ!
お~、想像以上にガッチリハマって何が何でも落ちそうな気配がありません。むしろガラスボードが抜け落ちそうです。この吸盤の力は恐ろしい~。平らな面を掴んだらずっと吸い付いていそうです 🙄
次に、窓ガラスへピトッ!もう完全にSpider man状態!
パッと見はドアノブです。本当にビクともしないので、RAM様様。
次は実際にカヤックへ取り付け!
Yodaさんの艇底に取り付けさせて頂きました!お~、イメージ通りに吸盤でトランスデューサーを固定する事が出来ました。黒いトランスデューサーの丸い側を前方(進行方向)になるように取り付け。
このRAM Mountsの吸盤ですが、ガチっとはめると、引っ張っても外れる雰囲気はないです。かなり強力に張り付いてくれるので安心。
トランスデューサーを横から見た様子。ステンレスのアタッチメント自体はカヤックに当たらないので傷が付く心配もないですね。砂や砂利でステンレスが擦れるのは気にしない~。
↓前の晩に即席で作ったechoMAPモニターベース。
こちら、一番下はRAM Mountsの吸盤、真ん中はScottyのArm使ってなかったやつ、その上にRAM吸盤で不要になった(トランスデューサー側で2個使用した為)丸いボールとT字になってるヤツを板でネジ留めして、それをさらに魚探のベースとネジ留めして作りました。高い場合は、アームを調整すれば低く、もっと高くしたければ延ばせば大丈夫です。使う方次第で調整すれば良いかと 🙄
↑↓写真提供:Yodaさん 😉
とりあえず僕からリクエストしてYodaさんの艇にechoMAPを取付し数時間KFを楽しんでもらいました。そして戻って来た時に感想をお聞きしましたが、『トランスデューサーが外れる事は無かった』、『画面にノイズが写る事も無し』とのコメントを頂きました。
僕があと改良点を考えるとすると艇底・艇後ろから長~く伸びてくるケーブルを釣り針から守るようにチューブか何かで守る事と、あとは邪魔にならない様に艇上でも小型の吸盤を使ってケーブルを固定しようか考えてます。出来る限り目立たなく、そして釣りアクションの邪魔にならないようにしたいですね~。僕なんかはロッドホルダーについている仕掛けをブラブラしながら移動する事があるので、その時にケーブルに釣り針が刺さる可能性があるので、何とか守る方向で改善したいと思います。
っと、echoMAPのトランスデューサー取り付け作戦、無事に試す事が出来ました!
恐らく魚探の殆どはボートで使用する用に開発されてるのかな!?と思います。
カヤックも色々タイプがあり、付け方もそれぞれ。Armやアタッチメントを使う等々。
僕の場合はアイディアが出てくれば、それを形にしてお試しします。
狙い通りに使えると最高の気分です!