出艇・着岸時の白波…、そう僕らの天敵!
もし既に何度かカヤックの転覆(撃沈)をご経験の方であればピンとくるお話ですね~。逆に、まだ一度もひっくり返った事がない方や、最近カヤックを始めたばかりの方には、実際に起こった悲劇を知って頂く事で安全第一にカヤックを楽しんで頂ければと思います☺
これ、僕の第一号のDAIWAの釣り竿です。別に高価だった訳でもなく、ハッキリ言えば色味と価格で選んだ感じです。この竿はご覧の通り竿尻付近でボキっと折れてます。折れた原因は波打ち際での撃沈でした。
その時の状況:
- 2019年8月半ばに僕は人生2回目の転覆を経験しました。カヤックフィッシングを始めてわずか2ヶ月以内に2度の転覆…。この時期は台風や低気圧の影響で風と波がある状況が続いていました。出艇は問題なく出来ても、戻ってくる際(着岸)に問題は発生します。岸から少し離れた場所で着岸のタイミングを見計らっているのですが、明らかに白波が立っているのが目に入ってきます。『タイミングよくパドリングすれば大丈夫でしょ!』と思っていましたが…、波は物凄い力で僕のカヤックを軽々と後ろから持ち上げてしまいました。
- カヤックはお尻からひっくり返り、釣り具・バッグ・足漕ぎペダルなど、全ての物が海水につかりました。カヤックに繋げていたパドルや釣り具は何とか回収が出来ましたが、足漕ぎドライブは見えない海底へ…。一旦カヤックを岸に上げてから、足漕ぎドライブの捜索に海に入ったぐらいです。その後無事に足漕ぎドライブは回収。
- その後、岸に戻って気づいたら・・・、まだ数回しか使っていない釣り竿が折れている!っと・・・。
転覆しそうな時の着岸前準備!
参考 2019/8ブログ:カヤック事故、転覆するし! |
更なる悲劇は1週間後にまた起こった
折れた竿は、竿内部に内径と同じ幅の数だけ竹串を入れ、更に接着剤をたっぷり入れてDIY修理をしました。その竿を持って翌週末に再度海へ行きました。その時は波風は穏やかだったので、問題なく出艇出来ました。そして、あまり遠くへ行かないよう湾内でキャスティングを開始。メタルジグを投げ、するすると回収していたのですが、何か動きがギコチナイ・・。そして音も変…。
そう、この時には既に僕が使用していたリールの内部で塩害による錆びが起きていました。
恐らくですが、リールの上から塩水を被る程度であれば、帰宅後に水で流す等のメンテナンスをすればリール内部が錆びる事はあまりないかと思います。でも、沈没して海水の中に竿とリールが入水した場合は話が変わってくる!リール内部はギアの様な金属が噛み合うような構造になってまして、そして細かなパーツが色々複雑に配置されていました。
僕がリール内部をチェックした際は1週間前の海水が未だに残っている状況で、その海水のせいでリール内部の金属はビッシリ錆びてました…。どーりで、巻いても変なギシギシした異音がする訳ですね。同じリールを再度購入すれば一部のパーツは使用出来ると思い、結局もう1個を追加で購入する事に。。。