ドボン!その瞬間に大事な釣り具が海の底へ沈みます。
と言う事実を僕は本当に理解する必要があると強く感じています。
本当に笑えない!!
カヤックで海に出ると、岸から離れた瞬間に水深1m以上になりますよね。1m~1.5mぐらいなら落下物を何とか探す事が出来ますが、それ以上の水深の場所で何か沈むものを落としたら、回収できない可能性の方が高いと思います。
- 携帯電話
- カメラ
- ナイフ
- ルアー
- フィッシュグリップ
- プライヤー(ペンチ)
など、カヤックに持って行く重たい物って色々ありますよね。出来る限り落とさないように慎重に慎重に扱っても、予期せぬ何かが起きた際にポチャっと海に落とす/落ちる事があるかもしれません。
僕が今まで物を無くしかけたのは、『転覆した時』です。帰還時、波打ち際で自分の後ろから来た波で、僕のカヤックはサーフィン状態になり、カヤック後方が持ち上がり、それにより前方が海に刺さる形となり、ひっくり返った事が2度あります。3mあるカヤックですら、簡単にひっくり返されます。波というのは、想像以上に力があり、カヤックに乗っている僕は無力です。
今まで僕が海に落として一番焦ったのは『足漕ぎペダルを落とした時』です。落としたというよりは、転覆してカヤックがひっくり返った際に、この重たいペダルが海底へと沈みました。幸いにも、岸からそんなに遠くない場所で転覆・落下したので、まずは岸へカヤックを置いて、ペダルを探しに海へ入りました。この時は、Tシャツ短パン姿でしたが、濡れるの関係無しに腰から胸ぐらいまでの深さまで行きました。実際には約10m範囲内を、足ですりすりして落下物を探しました。意外に直ぐに見つからず、やや焦りました。何故なら、足漕ぎペダル自体を購入すれば結構高額だからです。それと、実はこの時が初めての足漕ぎペダルデビュー時でもありまして。。。デビューと同時に紛失なんて残念過ぎる。ま、そんなこんなで約5分程焦りながら捜索したところ、足漕ぎペダルを無事に発見し、恥ずかしそうに岸へ持って帰りましたとさ。
まずは落下物対策をする!
パドルを沖で紛失した!なんて事になれば帰還出来ない可能性があるので、まずはパドルの安全を確保しましょう。『パドルリーシュ』と呼ばれる、パドルとカヤックを繋いでおくロープ的なのがあるので、そういうので落下しても回収出来るようにするのはMUSTですね。同じ要領で、キャスティングネット、フィッシュグリップ等の釣り具も繋いでおくと安心です。僕は殆どのグッズを何等かのロープ(ゴム製だったり)でつないでいます。
忘れちゃいけないのは、魚群探知機に使用するバッテリーボックスや、魚群探知機に付属してきたマウントも釣り糸を使用しても良いので、万が一海に落ちても大丈夫なように、繋いでおく事ですね。落としても直ぐに買えるものなら良いのですが、魚探マウントの様な、その一部分だけ売っていない場合は、紛失すると困ります。
携帯電話を海に落とすのは最悪の事ですが、一番良いのはカヤック上で使用しない事ではないでしょうか。僕の場合は、ジップロックの密閉袋に携帯電話を入れて、それをライフジャケットの胸ポケット内に入れています。そしてチャックは必ずしめてます。でも、写真を数枚撮りたい時もあるので、その時だけ向けポケットから取り出し、写真を撮影したら、また元の位置に戻しています。
深い所で物を落としたら回収は諦めよう
カヤックフィッシングの際に水深2m以上の深さで何か物を落としたら、僕だったら諦めて泣く泣くそのまま帰ります。無理に潜って水難事故を起こすよりは、諦めも大事かと。それに、僕のカヤックには水中眼鏡がないので、水に入ったところで目を開けないので、何も見えないでしょう。残念ですが、そこまで無理をして回収するような物は、カヤックに持って行かないように・・・と考えるようにしています。
多分本当に困る落としものは『携帯電話・家の鍵・車の鍵』ぐらいです。鍵は普段は家に置いてきますが、場合によっては海に持ってくるので、その際は少しソワソワしますね。無くしたら大変!って。携帯電話は、あまり使用しないので、大丈夫かと。。。
普通にカヤックに乗って釣りを楽しんでいる分には、物を落とす事はあまりないと思いますが、風が強い時や波が高い時など、『危ない雰囲気の時』は最悪の事を想定しておくのが良いと思います。例えば、帰還時に波が怪しい場合は、着岸前の段階で荷物をまとめておく事。そうする事で、カヤックがひっくり返っても、大事な物を無くさずに済む可能性があります。それと、落として(濡らして)壊れるような物(錆等)は、ジップロック等の密閉型の袋に入れると安心かな~と思います。万が一少し濡れても、錆びずに使用する事が出来るはずですので、備えあれば安心って事ですね。あとは、やっぱり紐・ロープ等で大事な物は繋いでおく事で、もしも海に落としたとしても回収する事が出来ると思います。嫌なトラブルですが、起こるかもしれない!と考え、備えておくことが重要ですね。