カヤックを縛るのに使うベルトが切れた!
これは今までで一番ゾッとした出来事でした…。

先週金曜日に台風が関東に近づきました。僕が住んでいる逗子では強い雨はあったものの、強風は無かった台風15号でした。で、翌日の土・日とカヤックフィッシングに行っても良かったのですが、豪雨によって川に濁流が流れ込んでいたので海も濁っているかな~というのと、日曜日の4時に起きてライブカメラの風速計を見た時は風速6.7mだったので、行けなく無いけど微妙だな~という事で出艇はせず、家でカヤックいじりをする事にしました。
複数所有しているカヤックの雨水取りをしたり、カバーを直したりとしていたところ・・・、写真ようにベルトが切れている事に気づきました!!

このベルト、半年前に5本で1500円ぐらいで購入した激安ベルト。使用目的は家で保管しているカヤックを固定する事、家からドーリーを使って逗子湾まで運ぶ際にベルトとして使う事、の2つの用途で「安物だけど・・・」と割り切って購入したタイダウンベルトでした。
このベルトが、触っても無いのに勝手に切れて地面に落ちてました!
何それ!?ベルトってそんなに弱いの!?
とビックリ。
そして、自作ドーリーを使う際に僕は2本のベルトを使用するのですが、もう1本のベルトをカヤックに巻いたところ・・・、こちらも謎のタイミングで破断。ベリベリ破けるではなく、ズバっと破断。ちなみにこのベルトは上の写真とは異なる商品。でも切れた、同時期に!

やべーー!
自作ドーリーで逗子湾の浜まで歩く際は2本のベルトで縛ります。こうすると段差がある箇所や砂場でもドーリーがずれにくい。

- 2025年6月: カヤックのドーリーを自作するのは簡単
ベルトが切れる前の予兆・特徴
荷締めベルト、ルーフラックストラップ、などとも呼ばれるベルト。僕はタイダウンベルトと呼んでます。このベルトですが、各社色々な商品がありますよね。「ポリプロベルト」や「PPベルト」という生地名らしいです。ベルト生地が細かい目になっているやつ、荒め、厚手、薄手、触り心地、などなど、色々な違いがあります。

で、この時僕が手にしている3本のベルト、どれもエッジがケパケパしてるので、既にUVによる劣化があります。
僕はこういったケパケパ(剃ったヒゲみたいな)を見かけたら、危険信号と考えます。

自宅のカヤックラックで縛る程度は良いけど、車載には僕なら選ばないベルト。怖い。

劣化の要因は色々あると思いますが、僕が1番怪しんでいるのは
やっぱり紫外線(UV)によるダメージ!
ベルトは車載用・カヤック保管用で使い分け
僕はカヤックを5艇(Surfskiを1、釣り用を4艇)使用・保管するので、ベルトを多めに持ってます。
- 【1軍】車載用は2Set:合計4本
- 【2軍】カヤック保管用・ドーリー用: 12,3本
ちなみに5年使っているのがこのThuleのタイダウンベルト。バックルカバーが付いているので好き。これと、もう1Set別のベルトを車載用に使ってます。車載していない時はいつも後部座席の足元に置いてあります。

で、他のベルト達は殆どが常時、家の裏庭でカヤックを固定するのに使用されています。つまり日差し、雨風にあたっている。

カヤックラックは3段ベッドになっていて、強風でカヤックが飛ばない用に1艇2つベルトを使い固定。

カヤックカバーが強風で飛ばないように、ベルトで固定。
という感じに、「車載用」「カヤック保管用・ドーリー用」で使い分けをしてます。
1軍ベルトは車載用、2軍ベルトはカヤック固定(庭での保管)用といった使い方。
もし車載して、運転中にベルトが切れたら・・・
怖いですね~。ゾッとしたのがこのシチュエーション。

例えば僕が今までカヤックを車で運んでいて怖いな~と思ったのは横浜ベイブリッジを通る時。まーまー強風の日にベイブリッジを通ると、橋に設置されている風速計が7,8mとか表示される時があります。台風前後の時は瞬間的にもっと強い時も。そういう時に、自分の車の前後左右にトラックや大きな車がいると、更に変則的な突風が発生して、カヤックが煽られる時があります。
そんな時にベルトが切れたら・・・
なんて想像すると恐ろしいですね 😮
ちなみに近場の浜へプチ遠征する時は、2艇を上の写真みたいに車載して運びますが、高速道路を使って移動するような遠征の際は、2艇積む際は前後のハンドルにもそれぞれループベルトを通します。2艇を固定する事で万が一を回避出来るかもというバックアップです。
ま~、今回ベルトが切れるという事を初めて目の当たりにしたので、これから高速道路に乗る時、1艇載せの時でも「2本のベルトで固定」をやめて、「3本、4本体制」にしようと思います。海上での事故ではなく、道路上での事故もどうやって対策をするか?が大事だな~と学ぶ良い機会になりました。
ベルトの交換
修理というか、ベルト自体の交換で改善するのでは?と思ったのでベルトを取り寄せる事にしました。
Made in Japanに期待してしまう 😮

Amazonの商品説明ページより引用:
商品の説明
- 原産国: 日本
- 引張強度(kgf): 480キログラム
- 一般の合成繊維の中で最も強度があり、摩擦とショックに非常に強いベルトです。耐熱性にも優れています。
Reviewを読んでいたら「ほつれにくい」とコメントしている人がいました。なるほど~、それも重要!

あとはUVに強いのか?って思うのですが、でも僕が車載用で使用する時で月1回程度で、数時間ぐらいの使用。
そう考えると常時外で紫外線を浴びる訳では無いので、紫外線での劣化については使用しながら注視する事にします。
手に取って触った感じも良いし、「引張強度480KG」というスペックも頼もしいので、車載用の4本のベルトをこの新しいのに交換する事にします。
ベルト交換DIY: 長さを決める!
まずは車載で使用しているベルト2Setを引っ張り出してきて、ベルトの長さを計りました。

270~280cmぐらいだったので、今回新しく取り付ける(交換する)ベルトは300cmぐらいにします。

購入した新しいベルトは10mなので、3mの長さだと3本しか用意できない…。ま、リニューアルが気に入れば買い足すのみ!

今まで車載時に使用していたベルトでコンディションがまだ良い物は切ってドーリー用に活用(再利用)します。

注意!バックルの裏のバネ部分の錆!
車載で使用していたThuleのタイダウンベルトは車内保管だったのでバックル・ベルト部分もあまりダメージはありません。もう1Setのオレンジカバーがされているベルトは、1本を数ヶ月外で使用してずっとUVと雨風に当たっていました。そのバックルとベルトはダメージあり。バックル裏のバネは錆びているし、ベルトはケパケパしています。

今現在は、普通に問題なく使えていますが、近いうちに切れるかもしれないので、こういうバックルは車載用には使用しない!

8本のタイダウンベルトのバックル付近をハサミでCUTし、バックルを並べて観察。

この写真を見ると、左下の2個は少し大きく、バネ自体も少し太く、全体的に状態が良いのが分かります。
右下の2個がThule(今まで車載でメインとして使用していたもの)
という事で、下の4つを今後の1軍として車載時に使用するベルトに使うバックルとし、上4つはドーリーでの使用や家でのカヤック保管時のカバー留めに使う事にします。
ベルト交換DIY: ベルトを縫い合わせてバックルを取り付ける!
DIYと言ってるのに、嫁っちがミシンをやっているという・・・(笑)
この作業は僕がやるのではなく、ミシン使いが得意な嫁っちに協力してもらいました。

ベルトをバックルに通し、ベルトを固定する為に縫い付けをします。

この日は、合計6本のベルトを縫い付けてもらいました!
再利用ベルトを使ってみる
家から浜までの数分の移動で使用する自作ドーリー。
移動時に使用する2本のタイダウンベルトは、今まで車載で使用していたベルトを再利用したものになりました。

新品ベルトではないですが、ドーリーでカヤックを縛っておくのには問題なく使えます。
という事で良い感じに再利用が出来たと思います。

タイダウンベルトの注意点おさらい
ベルトはいずれ切れる!UVに弱い物と考えておく。

バックルの裏のバネは錆びるのもある!錆びているバックルが車載時に折れたら・・・?

ベルト自体の交換は可能!Made in Japanも売っている!

ミシンを使えれば、ベルト交換だけで復活可能!

長々と書きましたが、普通に買換えるのが一番楽だと思います(笑)
僕はベルトを多数必要とするので、修理・再利用というやり方にしました!
これで安心して遠征に行ける!
ベルトは切れる!
バックル裏のバネは錆びる!
Checkして買換え、修理!






