カヤックの台車(ドーリー・カート)をDIYしよう!とプロジェクトが始まったのですが、まずはどんな形にするか?を数日かけて色々考えました。僕が持っている素材は、ボツになった台車1号2号のパーツ。それを有効活用しながら、3号に当たる自作のドーリーを自作しようと思います!
最初はカヤック前方にタイヤ2個、後輪にもタイヤ2個の合計4つタイヤを用意するタイプを考えたのですが、急遽タイヤを更に2つ購入して、『合計6個』でカヤックを運ぶドーリー作りを目指す事にしました。後ろのドーリーのタイヤを2連チャンにして太タイヤ状態にすれば、砂浜をスムーズに進めるんじゃないか!?という発想になり、上の図の様な案に落ち着きました。
前方・後方にドーリーがある事により、安定した状態でカヤックを引っ張る事が出来ると思います。今まで後方二輪タイプ(1号・2号)の際は、相当握力が疲れました。海に入る前に体力を奪われる悪循環があるので、まずはその疲労から解放されたい!というのがドーリーDIYの強いモチベーション。ちなみに道路上でカヤックを引っ張っている時はまだ地面がアスファルトで硬い為まーまー引けるのですが、砂地になると一変します。砂に30KGのカヤックがめり込みます。そのめり込んだ状態で引っ張るのはアスファルトの路上の倍ぐらい疲れるんです!
よく真ん中近くよりやや後ろ辺りにドーリーを設置すれば、あまり力を使わずに引っ張れるという記事を目にするのですが、実際一人で30KG・3.2mのカヤックのそのスポットにドーリーを入れるのは相当難しいです。Helpがあれば簡単。
今回のDIYにあたり、僕の知人は「イレクター」というのをお勧めしてくれました。
説明文はこちら:https://www.diy-life.net/compare/
へ~、こういうのも良いなと数日調べたのですが、今回はとりあえずイレクターを断念。なぜなら、
- 42mm幅のパイプを使用したかったけど、プラスチックのT字ジョイントが無い
- イレクターの中は鉄のパイプが入っているので後々錆びて破裂するらしい
と、いう事で、まずは別の素材でやってみてダメだったらイレクターにしようという事にしました。
寸法を測る!
とりあえず手元にあるパーツ等のサイズチェックを一通りしました。
例えば、タイヤですが車輪の穴の直径は23mmで、タイヤ幅は75mmでした。
そのタイヤを支えていたアルミのパイプ部分の幅は21mm、22mmぐらいですかね。
カヤックのボディにある穴に差すタイプのドーリーを作るので、この穴の直径や横幅もチェックしました。
ホームセンターで材料を揃える!
図面を持って近くのコーナンへ行き、自分のイメージしている台車が作れそうか?パイプ売り場をチェックしました。塩ビパイプは薄いタイプと厚みがあるタイプがある事が判明。お、それなら厚みのある塩ビで作ってみようって事に決めました。残念ながらT字ジョイントは3つしか在庫が無かったので、残り1個は後日また買いに行こうと思います。
- 30mmのパイプ335円×2本
- 20mmのパイプ168円×1本
- T字ジョイント228円×3
- 30mmパイプ用のキャップ170円×2
- TSインサート555円×2
こんな買い物でした。ザックリ3000円程度。
このTSインサートっていうのが僕の悩みを解決してくれる素晴らしい商品。
30mmのパイプに使用するT字ジョイントに入りそうなサイズで(実際にはそのままだと入らない)、これが入るとタイヤを支える用のパイプを通す事が出来、タイヤを付けれるかもしれない!?という優れものです。タイヤの車輪部分の穴は22mmなので、それが通るようなパイプを通す必要があるんですね。
ちょっと長すぎなので、カットして、紙やすりを2,3分かけてT字パイプに入るように調整します。
うまくいくとこんな感じに!!
良い感じに内径を狭くする事に成功しました!これで20mmのパイプが入ります。
ホームセンターで買ってきた20mmの塩ビパイプが無事に通り抜けしました。この塩ビだと強度が無いので今回は仮のパイプとしておきます。後日このタイヤを支えるパイプはアルミ製の物に取り替えます。
あと、30mm塩ビパイプ内に28mmのアルミパイプを入れて、強度アップもする予定です。
仮バージョンのカヤックドーリー
とりあえず、今日ホームセンターで購入した材料で出来る所まで自作してみました。
補強の為に塩ビパイプ内にアルミパイプを入れれば、
多分カヤックの重さに耐えられるドーリーになるのでは!?と期待しています。
アルミ製のパイプはネットで発注したので、後日到着したらDIYの続きをやります!
出来上がりが楽しみ!!
自作しようか、どうか悩んでいる!?
今自分が使っているカヤックドーリーが
- 弱い: 例えばカヤックを乗せて引っ張っている時に段差があると突然崩れてしまう。
- タイヤが砂にめり込む: せっかく海に到着したのに、砂浜を引っ張る際に大変になる。
- 使用すると疲れる: 少しの距離を引っ張るだけで、腕・手が疲れてしまい、釣りに支障が出る。
- 錆びる: 長い目を見て使用すると考えた際に「錆びが進行する」のは怖い。
- フィットしない: 自分の持っているカヤックとドーリーがうまく合わないのは問題。
など、
使いづらい物であれば何とかしたい!と思うのは当然ですよね。
でも解決方法は、「別の物を購入するか、自分で作るか」ぐらいに限られているはずです。
ちなみに、僕はドーリー1号を3回使用して、その都度イライラしました。歩道と道路の段差(1、2cmぐらい?)で毎回グシャっと崩れる。この位でダメという事は由比ヶ浜の海岸なんて到底無理。そして砂浜を引っ張っても何度も何度も崩れました。その他驚いたのはネジ・ナットが3回使用で錆びまくり。
そこで、2号となるドーリーを購入したのですが、こちらは初回の使用でアルミ製パイプが歪み、タイヤが真っ直ぐな方向を向かなくなった為、引っ張る事が困難になりました。という惨敗な状況だったので、Do It Yourself(DIY)する事にしました。
自作の良いところ:
- 自分の好きな形を考えて、自分で選んだ素材で作れる
- 0から作る楽しみがある
- 市販製品にはない機能・耐久性等を備える事が出来る?
もし自分でドーリーを作るのであれば、こんな感じのメリットがあるのではないでしょうか。僕はホームセンターに行って材料を選んだり、自宅で工具を使って切ったり、組み立てたりするのが好きです。ですので自分の好きなようにドーリーを作ってみるのは楽しい!と思ってます。
自作の残念なところ:
- 調べたり、考えたり、買い物したりが面倒。
- 場合によってはコスト高になる
- 出来上がったドーリーが使いやすいという保証はない
自作のデメリットと言えば、こういうのが考えられますね。「作るのが面倒だから買う方が良い」というのは、よく理解できます。自作するとホームセンターへ数回行き来するでしょうし、移動・買い物の時間を合わせれば3,4時間は平気でしますよね。そして材料のカットや組み立て、やり直し等をやってれば、作業にも2,3時間は掛かってもおかしくはありません。『自作=安く作れる』と思うのは間違いかもしれません。『自作=こだわった物を作れる。その場合コスト高もあり得る。』って思うのが良いでしょうね。そして!そして!出来上がったドーリーにカヤックを乗せて海に行った際に「全然使えないドーリーだった」なんて事になれば残念無念です。
僕は最終的にコストがかかっても、重たくなっても、大きくなっても、見た目がしょぼくても、カヤックを家から海まで運ぶ際と海から家に帰ってくるまでの往復が楽になれば、それだけで良いです。求めるのは「楽」。ほんとにそれだけ!
何だかんだでお金が掛かってどーのこーのって言うのは気にしないです。
趣味=少しぐらいお金かけてもOKって思わないと!!
次回の記事: 【DIY】カヤックドーリーの自作(2)-補強編-
完成の記事: 【DIY】カヤックドーリーの自作(3)-2個完成-