魚探の電源が入るようになったら次はトランスデューサー(振動子)の取り付け!
これが一般的な流れですね!さて、僕のechoMAP PLUSですが、Striker4とは異なりかなり大きくて重たい『GT51M-TM Transducer』というトランスデューサーを使います。
このトランスデューサーをちゃんと海水内に入れないと魚群探知機が情報を表示してくれません。ですので、大きくても重たくてもコイツをちゃんと設置する必要があるって訳ですね。
カヤック2号で使用する為に新たに取寄せた魚探です。モバイルバッテリー接続をしたり、Scottyベイトボードに取付したりと、いじってるのが楽しい魚探☺ |
正直こんなに大きくて重たいなんて思ってませんでした… 😥
横幅は約25cmありますね。イメージ的に言えば固定電話の子機の大きさ。
↓ズッシリしてるので、重さを計ってみたら・・・。
1.1kgもあるじゃないですか~。
心配事:
やっぱり、これほど大きくて重たいトランスデューサー(振動子)をScottyのArmで水中へ入れたとしたら移動時の『水の抵抗』が凄そう。凄い=壊れるって事です。ScottyのTransducer Armはプラスチック製なので、こんなに重くて大きいヤツが水の抵抗を受けたら、ポキっと折れるかもしれません。。。
↓付属のステンレスのTransducer Holderは出来が良いのですが、Scottyはご覧の通りのプラ。
やはり抵抗がかかる際の破損が気になります。
↓そもそも、トランスデューサーを取り付けると、その重さに耐えられず角度が90度から更に斜めになります。
これは海に出るレベルのお話じゃないです!とにかく使える状態を整えるのが大事。
強度UPの為、まずは図面を書く
今回僕がDIY(知人に加工させるくせにDIY 😆 )するのは、3つのパートに分かれます。
- Scotty Transducer Mounting Armに2mmのステンレスアシストアームを付ける
- Transducer自体をHold出来るようにする(L字ステンレスを止め、T字でHoldする)
- ScottyのMount部分とカヤックのマウントレール部分をステンレスのPlateで接続する(カヤックの横に出す)
#1:アシストアーム
ScottyのArm部分は2つに分かれていまして、付け根側は太く頑丈です。トランスデューサーを取り付けるArmの先側は細く弱弱しいので、ここ部分に2mmのステンレスバーを、アシストとして取り付けます。上の図面がその案です。穴の位置、寸法は、そもそものScottyArmのサイズチェックをして、ほぼそれに近い寸法で案を考えました。
#2:振動子(トランスデューサー)をHoldする部分
左が実際のトランスデューサーと思ってもらえれば。。。ネジの位置をチェックしました。右側の緑色がステンレス板になる予定です。この板にはネジ用の穴を開ける必要があります。M3のネジの様なので、4mmの穴をあける予定。オレンジ色部分は#1のアシストアームと溶接します。これで重たい振動子を取り付けてもズレないかと思います。
#3:マウントプレート
これはカヤックのマウントレールと、Scotty Transducer Mounting Armのベースを接続する為に使用します。少しカヤックの横に突き出す必要があるので、約10cm外へScottyを出します。そうする事で、Armを下ろした時に良い感じに海水にTransducerが入るかと。
これは比較的簡単なアイディアなので、図面を考えるのも楽でした。
この3つの図面をステンレス板からレーザーカットしてくれる職人にメール添付で送りました。それと同時にBlack Catで振動子、スコッティのマウント一式も宅配済み 😆
図面と現物を見ながら、ネジ穴を開ける位置をチェックしてくれます。もっと簡単に取り付け出来るだろう!と思っていただけに、急なプロジェクトが増えて、ちょっとビックリ…。
職人技!PCで具体的な図に
僕のラフ案をメールで送りつけられ、そして魚探のトランスデューサーとScotty Armもいきなり送りつけられ、これらが一体何なのか!?すら分からないのに、職人さんはアイディアを図面にしてくれました。センス良いぞ!
わ~、まさしく僕が実現して欲しい形になってるじゃないですか~ 🙄
↓こっちはArmが反対側に付けたバージョンっぽい。
ま、きっと右左、どちらにArmが付いても使用出来ると思うけどね。最終的にど~なるかな。早く実物を見たい!ステンレスでこの案が実現したら・・・と思うとワクワクします!
振動子をガチっと固定出来るの完成!
知人の職人へ製作依頼をして約10日後・・・、こんなのが送られてきた!
長方形プレートはカヤックに付けてあるレールとScottyのMountを繋ぐために使用します。このプレートのお陰でArm本体をカヤックの艇より少し外側へ出す事が出来ます。この少し外側にArm本体を出すというのがポイントです。
先端丸く、数個の穴が開いているヤツが今回一番楽しみにしているL字Holderになります。魚探についている全てのネジ穴にネジを入れる事により、ガチっとしたHold感が出来ます。ど~やっても落下する事はないでしょう。今回2Set用意。(も1つの方は2箇所小さな穴を開ける必要があるので、これは僕が自宅でドリルする予定)。
その他、アームの補助用のステンレスも念の為用意。これはStriker4で使おうと考えてます。
↓このセットをechoMAPのGT51M-TM Transducerに使用します。
↑L字部分の根本は溶接ではなく、曲げで作られているのが嬉しい。
↓今現在はカヤックが無いので、仕事のデスクで仮に試してみました。完璧 😆
↑GT51M-TM Transducerに付属で付いてきたアタッチメントは、恐らく船に取り付ける用だったので、Scotty Arm向きではないと思いました。取付位置も丸くなっている部分に付けるので、Armだとテコの原理で不安定になります。このHolderにすると、真ん中に重心を受け止める(L字箇所)ので、ゴルフのパターみたいな感じになり、安定すると僕は思います。
↓実際にカヤックへ取り付ける際は、こんな感じです。
っと、これで僕が形にしたかったHolderが完成しました。実際に海で使用した後に改善点が出てくるかもしれないので、まだプロトタイプって呼んだ方が良いのかな~ 🙄
残りの心配とすれば、ScottyのArmがポキっと折れないか?ぐらいです。
船外機で移動する際は、水の抵抗を受けると思うので気を付けます。
低速で移動するぐらいなら耐えられるのかな~と予想。カヤックきたらGotta Try It Out!!