魚をグサッと刺してカヤックの上に取り込む!
着手してなかったギャフのDIYをついに行いました 😆
- 網ですくえば良いじゃない!
- そんなギャフなんて不要だろ!
- 危ない、可哀そう!
etc…と思う方もいるかもしれませんね!
ま、人それぞれで、僕は使いたいので自作しました。
で、ギャフというと先端が丸みを帯びた形状でHookingするタイプをよく目にするかと思います。ま、巨大な釣り針みたいな見た目というか。でも、僕はストレートタイプを使いたいと思っていたので、作る事にしました。材料は何集めようかな~と数ヶ月考えていたんですが、その間、ギャフを使うようなシーンが無かったのでダラダラと時間が過ぎていた感じです。でもここ最近は、Decent sizeの魚を釣るようになったので、Fish gripよりGaffの方が安全かな~と思ってました。
自作した様子はコチラ ↓
実は怖い魚の手繰り寄せ!
ちょっと前に釣り友、数名でKFに行ってきたんですが、その時にYodaさんがヒラメをばらしたんですね。ま~、よくある話かもしれないんですが、その時のシーンが結構衝撃的なんです。
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ヒラメが暴れて、ジグが自分の方に物凄い勢いで飛んでくる!という・・・。
動画をよく見ると分かると思うんですが、別に竿先からテンションが凄いかかった状態『ではなく』、ヒラメがバタバタと勢いよく動いて、その反動で外れたジグが猛スピードでYodaさんの顔近くに飛んできてる訳です。
もしも・・・、
って思ったら怖いですね。
って事で、一般的には網(タモ?)を使ってランディングすると思うんですが、僕は小さいのを持ってますがKFに持っていく事は殆どないんですね・・・。なんか使いたいという気にならず。そしてかさばるのと、Hookが絡んだり、ま~簡単に言うとIt’s not my thingって感じなんです。
FishGripも良いんですが
僕は今まで船体へ上げた魚は殆どがFish gripで口を掴んで上げてます。この動作で魚をバラした事は0回。小さい魚ならそのままラインを手掴みして、魚をLive bait well内へINする事が殆どです。サイズがある魚の場合はフィッシュグリップでまずは口をグッと掴んで、一安心してから船体へ上げる感じです。このグリップする時が少しドキドキ。早く掴みたい、逃げられたくない!的な気持ちになります 😳
ただ最近サイズが大きい魚を釣る事があるので、出来る限り自分に安全に魚を釣り上げるという事を考えると、僕自身から少し離れた距離にいる魚を刺して取り込む方が良いと思ってます。で、ストレートタイプの先っぽが僕の理想のタイプなんかな~と。僕が座っている位置はほぼ海面と同じなので、Gaffをしても取り込みには手こずらないのかな~と思ってます。
魚へのストレス軽減!?
ネットインされる魚は結構ストレスを感じるらしい・・・という話も耳にしました。海外の方も、例えばリリースする魚の場合はネットは使用しない方も多いようで。体の表面にあるヌメリ、あれが擦れる事が魚は苦手のようです。この手の話は英語で検索するとちょくちょく目にします。サステイナブル(Sustainable Fishing)って海外では重要視するアングラーさんも多いようで。
ストレスが魚の味にも影響するって事もあるらしい。リヒトさんから、釣った魚を一晩活かしておいて、その後に締める漁業関係者もいるらしいと聞きました。なんか凄い世界です!
ま~、色々なランディングスタイルがあって、どれが良い悪いじゃなく、自分が一連の取り込み動作としてやりたいか?って事ですかね。僕はSpear Gaffを自分のスタイルに合うのか?まずは試してみます。
スピアーギャフを作る!
『Gaffを作ろうと思って~!』と釣り友のRihitoさんにお話ししたところ、『Hawaiian Gaffですね!』とお返事があったんです。Hawaiian?何故ハワイなんかな~と思ったら、現地でよく使われるタイプのようです。Hawaiian Spear Gaffとかも呼ばれる様で。ま、僕はSpear Gaff(スピアーギャフ)って呼びます。
で、DIYするにあたって、まずは材料の調達が必要。近くのホームセンターへ行き店内をグルグル。そして見つけた理想の先端部分!!ステンレスで、長さも30cmはある!問題としては、先端がそこまでとがっていないSharpじゃないという事と、Endの方はCircleになっている事なんですね。なので、先端を研ぐ必要があるのと、EndをCutする必要があります。
『自作』と言っておきながら、早速埼玉のお友達にCall。アレコレやってほしいんだけど!って聞くと、直ぐ送れ!となりまして、彼にやってもらいました 😆
▼先端を鉛筆ぐらいのSharpな感じに
▼EndのCircleは切り落とし、その箇所にステンレスのボルトネジを溶接。
さらに、パイプ内に収まるエリアに傷をつけてもらいました。これは、樹脂を流し込むので、樹脂がよく絡むようにというアイディア。
数日で、僕の手元に帰ってきた先端部分!そして同じタイミングで、取り寄せして2週間ちょい待ったCarbon shaft(パイプ)も揃いました!あとはダイソーへ行き、EVAスポンジ(?)とエポキシ樹脂をGet。
作り方ですが、海外の動画を参考に1つ2つ見たのですが、ど~やら僕が考えていたやり方と異なる。もっと大掛かりというか、面倒というか・・・。僕は手軽に試して、使ってみてダメだったら改善すれば良い程度で考えているので、ホームセンターとダイソーで何とかなる程度が理想です。金属加工部分は知り合いが得意なので、彼にお任せしましたが!!
Anyway, 次にEVA何とかをCarbon shaftに入るぐらいに切ります。これでスピアーのステンレスの棒を支える、プラス流し込む樹脂の止め役になってもらいます。
切ったEVAをスピアに差し込みます。アッサリ入り込む~!
ここで真っ直ぐスピアが位置するように微調整をしました。
で、エポキシ材をまぜまぜ。
なんか刺激臭、目に刺激を感じた気がします!外でやるのがBestですね!
エポキシをEndのEVAにベトベトに塗ります。この状態でチョイ硬化させる事でステンレス棒とEVAがくっつけば良いな~という期待でやってみました。
試しにShaftに入れてみる!
ん!
抜けない!
😳
試しに・・・、じゃない。
本番になってしまいましたーーーーー!
そこからはSpeed勝負です。硬化するのは速いのでテンポよくやる必要があります!
Shaft内の理想の場所まで押し込み(事前にマーカーしておいた)、次に樹脂を流し込みます。ここではダイソーのエポキシの2個半分ぐらい流し込みました。なので60g前後なんかな!?
流し込んだ樹脂の硬化待ちに約1時間ぐらいかな、放置しました。途中、樹脂を流し込んだ部分を触ると、物凄い高温になってて驚きました。恐らく、薄塗りして空気に触れるような場所なら『乾いて硬化』みたいな感じだと思うのですが、パイプ内に流し込んだ60gは、空気と接する面が少ないし、量もそれなりなので乾燥はしない。化学反応Onlyで硬化なんかな~と思いました。勝手な仮説。
で、EVA~Shaftの一番先端までの約5mmにもエポキシを流し込み、この箇所は終了に。
ShaftのEnd部分にもEVAを詰め込み、その上から樹脂を2,3mm程度薄く流し込み固めました。これでパイプ内には浸水しないので、万が一このGaffを落としても浮かぶハズです 😳
ギャフが完成!
完成させるにあたり、東急ハンズを調査。そしたら蛍光オレンジのテープ、スポンジグリップ、アクリルの細いパイプを見つけました。オレンジ好きなので、テープで自分のテンションが上がるように!グリップは悪戦苦闘しながら石鹸水を使いながらはめ込みました。アクリルの細いパイプはスピア部分のProtection用に使います。普段使用していない時は、そのパイプが鞘(さや)の役割になります。
で、完成したんですが、何度か空の段ボールに投げてみたところ・・・
凄く良い刺さり方をしてくれます!
先端に絶妙な重さ(ステンレスと樹脂)があるお陰で、真っ直ぐ行く。あと、グリップのお陰で力強く持つ・刺す動作が出来るようです。これは取り付けて大正解でした!!
さ、あとはデカい魚を釣るだけ!!
張り切るゾ 😆