高額な魚探が壊れた!!
そういえば、使用数回で新品のエコマップを壊し、修理の為に台湾へ送った2021年春 😆
修理で復活した魚群探知機にはバイザーを付けて保護するようにしてます!海水から!!
2021年に入ってからGarmin echoMAP UHD7inch(ガーミンエコマップUHD)を使ってます。魚探としては3機目にGETしたものです。”Ultra High-Definition ClearVü”が見れる機種にガーミン社がどんどん舵取りをしているので、どんなもんか?使ってみたく輸入しました。
2020年、後半にアメリカのディーラーからお取り寄せ |
▼ バイザー使用前: そう!ぶっ壊す前 😆
見て分かるかと思いますが、画面なり魚群探知機全体に水滴があります。これ塩水です。なんでこんなに塩水だらけになるのか?というと『ウィングパドルを使い、ハイアングルでパドリング』を僕が行うから。
- 足漕ぎユーザーならここまで濡れないかと!
- フラットパドルでゆったりと漕ぐ方はこうならないかと!
そう、つまり殆どのカヤックユーザーさんであればここまで濡れないかと思います。この魚探は波を被ってこうなったのではなく、パドリングをしていたところ、ブレードから落ちてくる塩水が雨の様に降り注ぎビショ濡れになったって訳です。この時はSDカードの箇所のみテープして防水にすればOKと思ってました。というか、これで自分は完璧!という誤解…。
ちなみに、画面がここまで濡れるとタッチスクリーン機能が誤作動したり、思うように動かなくなります。ですので拭き取ったりする面倒が発生します 😥
▼ バイザー使用する現在: 快適なカヤックフィッシング 😎
え~、現在(2021年9月)の様子です。取り付け場所は座っている自分の前なので、上の写真(ビショ濡れの時)と同じです。現在は少ししぶきが付く程度です。これは風で飛んできた波のしぶきですね。
今ではこのバイザーのお陰で快適にパドリング・釣りが出来てます。もうこれ無しでは魚探の使用は出来ないと思う程!Must itemになりました~!
『僕は』潮対策としてバイザーを使用
KFを楽しむ殆どのエコマップユーザーであれば、ここまで覆うバイザーは不要と思います!
- 特に波越えをする機会が無い
- 10kmとかの長距離をパドリングする訳じゃない
- 波風がある時にパドリングをしない
- 足漕ぎカヤックなので、パドルブレードから(自分の上から)塩水が落ちてこない
- フラットブレードパドルでローアングルで漕ぐ
- など
が殆どと思いますので、そこまで頑丈に魚探をカバーしなくても潮水にやられる事はないかと。
▼ こちらが僕のバイザー: お友達のウッチーさん製造
僕とウッチーさんでバイザーのアイディアを練っている時は『ダースベーダー』と呼んでました。まるで黒いヘルメット!このバイザーは数回のトライアンドエラーを経て辿り着いた形です。
▼ 重要ポイント: 魚探のモニターとクレードルの隙間+クレードル背面を守る
もう僕らが魚探のバイザー作りを進めている時は『光対策』なんて思ってもいません。お互いウィングブレードパドルでハイアングル漕ぎをするので、何とか潮対策をしないとヤバイ!としか 😆
エコマップを背面から見るとこんな感じ。つまり波を被る時はここに波が当たります。そして魚探全体を覆っているので上から落ちてくるパドルの潮水も屋根効果で大丈夫!
魚探の潮対策?
海で使う魚探なのに塩水に弱いってどー言う事だ!?っと思いましたが、実際に使用してて気づいます。本当に塩水にやられる・・・。1回でOutって思っても良い位に・・・。
さて、Strikerに比べて高額になってくるエコマップSVやUHD機種ですが、皆さん共通して潮対策なりメンテナンスをしなきゃ!と思うのはケーブルの際込み口付近かと思います。このピンがある場所、そしてトランスデューサー側のピンの受ける側の穴など。
ここに潮水が付いたら・・・・、普通に大変な事になります。すぐに錆びが発生し、その錆びのせいで魚探が表示する情報に『ノイズ』が出たり、電圧の変化が発生するのか?エラーメッセージが表示されたり、最後は『電源が落ちる・入らなくなる』事も。なんらかのトラブルが発生する皆さんの多くがこの場所の錆びを経験されているかと思います。淡水ではなく海水での使用は本当に潮が天敵・・・ 🙄
実は!他にも注意箇所が!
これ、魚探を上から撮影した様子なんですが、電源ケーブル・トランスデューサケーブルの箇所が見えますが、それよりなによりモニターとドッキングされているクレードル、この『隙間』見えますか?
もし波を被ったり・・・、パドリングの水滴が落ちてくれば・・・?
この内部に普通に浸水しますよね~ 😳
カヤックフィッシングから帰ってきて、このクレードルをパッカーンと開けた時に内部にしぶきがあったりします。それか以前のしぶきが乾いて塩の結晶がそこに付着してたり・・・。
何だってーーー!?
クレードルですが、よーく見てみると・・・。
通気を良くして熱を逃がす為なのか?穴が数か所あるんですね。
僕みたいにパドリングで波をグングン進む場合、バッシャンバッシャンと波にぶち当たるので、自分自身がずぶ濡れになるほど海水を被る時もあります。それと長距離を漕いでいると、何度か大きめの波・ウネリにあたって、バシャーンと波が来る時もありますよね!もしその時、バイザーが無ければ、塩水はクレードル背面にぶち当たる訳ですが!そこに穴。
モニターとドッキングするクレードルの間には24Pinも・・・。
つまり、背面のCable2本の箇所に気をつかうのは当然なのですが、それプラスでモニター&クレードルの隙間も対策をしないとヤバイって事ですね。特にガンガンパドリングをする人は。
そもそもGarmin社が設計する時はボート利用を主に考えていて、コクピット内(スピードメーター付近)に魚探を設置すると考えて作ってるのでは?と僕は考えています。その場所って普通に考えれば魚探背面から海水がバンバン当たる場所じゃないですよね・・。
DIYバイザー
Do It Yourself・・・、僕の場合はウッチーさんがやってくれましたが 😆
さて上から1号、2号、現在使用している3号です。
ウッチーさんと僕が初号機から数回海上で試して進化した様子です。
▼ 最初のバイザー
1号機は画面に流れてくる海水を守るのと、モニタークレードルの隙間を守るの2箇所を守る事を考えて作られたバージョンです。その2点を守る分には問題なく活躍してくれます。足りなかったのは3点目の背面を守るという事です・・・。
▼ 2号機は屋根部分が長くなった!
もうこれで充分じゃないか?と思う程、良い出来でした。波が上から被る分には良いかもしれませんが、結構横からというか進行方向からスライドする形で波が入ってくる場合もあるので、その時は若干カバーしきれない可能性があり、何とか背面をカバーするバージョンに変化させる事に!
▼ 3号機:現状のモデルに
もう横からみたらちょっと歪んだ箱みたいですね 🙄
ポイントは、魚探の背面部分をカバーする為に角度を付けた事です。しっかりと約4cmぐらいの角度がついたカバーがされるので、魚探背面のケーブル部分(ピン部分)や穴がある箇所にも思いっきり塩水が入る事はないかと思います。
実際に僕が海で使用している様子はこんな感じ。
自分のパドリングのしぶき、漕いでいる時にぶつかる波のしぶきがハッチカバーに付いているのが見えますが、魚探自体は良い感じにプロテクトされてます!!
▼2023/11追記:
上記DIYバイザーの素材について:
このBlog記事を読まれた方から素材についての質問があったので、追記します。
- カイダック
という塩化ビニル樹脂の1mmタイプを使用した!とウッチーさんに教えてもらいました。
普通にネットで買えたり、もしかしたらお近くのホームセンターにあるかもしれませんよ 😀
あと、僕はプラスチック用の接着剤を使って、2枚重ねの箇所をとめてみましたけど、メッチャ接着良いです。
BerleyPro(バーレープロ)も良いのですが
オーストラリアのカスタマイズギア製造販売ブランドにBerleyProってのがありまして、僕もバイザーは今まで2個(9inch用、7inch用)を輸入した事があります。素材がガチっとした強度があるもので、素晴らしいクオリティなのは間違いないです!
バーレープロのバイザーを実際にエコマップに取り付けると、こんな感じ。
光をブロックするという用途で考えれば素晴らしい作りです。
すっごい硬い素材で出来てます。
こっちはウォーズマンのヘルメットですかね 😆
強度があるし、画面に写る日差し対策には良いと思うのですが、僕にとって大きな問題が!
↓ モニターとクレードルの隙間にめがけて水が落ち込んでいきます 😥
つまり、BerleyProのバイザーを使って僕がハイアングルでパドリングをすると、どんどんクレードルの隙間に海水が流れ込む作りなんですね・・・。という事でこのバイザー、わざわざオーストラリアから輸入しましたが、海上では一度も使用した事が無いという・・・。
バシャバシャと波を被らない人、パドリングでボタボタと水が落ちてこない人には全然アリなバイザーです!